大石内蔵助がその息子主税(ちから)に伝授する「実践的プロジェクトマネジメントの極意」【ステークホルダー・コントロール その1】

大石内蔵助がむすこ、主税に、伝授する「実践的プロジェクトマネジメントの極意」

【ステークホルダー・エンゲージメント・コントロール その1(戦略・計画の見直し)】の①

<江戸会議での浪士からの意見、吉良側動きなどプロジェクト・ステークホルダーの総合的な情報をもとに、計画を見直すことにした>



主税: 父上! 江戸での会議の結果はもとより、吉良側、幕府および他大名家の情報はステークホルダー・エンゲージメントを進めるうえで大変貴重なものとなりました。

また、江戸市中の幕府への不満など噂話は、上手く活用すれば、綱吉さまの再裁定に影響を及ぼすことができるやもしれませぬ。

世間は旧赤穂藩主浅野内匠頭に同情的でございます。さすがに綱吉さまもこれらの民衆の動きを無視できないことでございましょう。

内蔵助:うむ、 綱吉さまの治世(生類憐みの令)も悪法との評判である。
ここは、これら世の中の動きに乗じて、我がプロジェクトをマネジメントしていくことに致そう。

して、戦略、計画の見直しのインプットとなる情報は如何なるものかな。

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【ステークホルダー・エンゲージメント・コントロール その1】の②
 

 

主税: はい、 以下のように考えております。

・プロジェクトマネジメント計画書

・課題ログ

・作業パフォーマンス・データ

・プロジェクト文書

内蔵助:うむ! で「プロジェクト文書」には、どのようなものがあるのじゃ?
主税: はい、これらは、これまでの、プロジェクト工程の中での「立ち上げ」「計画」、「実行」、「コントロール」の各プロセスで更新された文書でございますが、戦略、計画を見直す際の支援的なインプットとして考えております。

・プロジェクト・スケジュール

・ステークホルダー登録簿

・課題ログ

・変更ログ

・プロジェクト伝達事項

内蔵助:なるほど、 してその中身はどのようなものじゃ?
主税: その内容につきましては、「インプット」の説明時に明らかにさせて頂きとう存じます。

内蔵助:そうか、 それではそのように頼む。
【エンゲージメント・コントロール その1】おわり

 

 

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